緑先生の9月の占い

[火の手型」

毎月手相についてお届けしている「今月の占い」です。

手相というのは単に手の平の線を読むのではなく、手の形、指、爪、指の付け根のふくらみなども合わせて総合的に読むものです。

手の平の線の研究を「掌線学」手の形、指、爪、指の付け根のふくらみの研究を「手型学」といい、それぞれ独立した分野として発達しました。

近代手相学ではこれらを統合してより質の高い鑑定ができるようになりました。

先月先々月と手の形を7つの型に分類するポピュラーな手型学をご紹介しました。

今月はちょっとめずらしい「五行説」を基にした手の形を5つに分類する手型学をご紹介します。

その前に、「五行説」とはなにか、説明いたします。

五行説とは、木火土金水の5つの元素によって、自然界から人間界に起こるすべての現象を説明することができるという論理哲学のことです。四季の変化や植物の変化の観察などから象徴化されました。

春は木が繁茂し、夏は火が炎熱の勢い、秋は暑熱が衰えて金が凝縮し、冬は凝縮した水が静止するという循環を繰り返します。
土壌中の種子が発芽することから、土は大きな変化を促すとして、木(春)火(夏)金(秋)水(冬)の間に置かれました。それが土用です。鰻を食べるのは土用の丑の日という言葉を聞いたことがあると思います。
5つの要素が絶えず動いていることから、5つの要素の行動、五行と謂われたのです。

この五行説は後に中国の思想家によって陰陽論と結びつけられました。「陰陽論」とは自然界には陰と陽の気があり、この相反する気が調和することで自然界は一定の秩序を保っているという論理哲学のことです。
「陰陽五行説」は東洋医薬学、四柱推命の基礎となっています。

前置きが長くなってしまいました。

先月は5つの手型の一つ「木の手型」についてお届けしました。

今月は「火の手型」について述べていきます。

「火の手型」

火の手型の特徴は、手指全体が先細りになっているのに、手の甲はふっくらしていることです。
指関節は目立たず、爪は細長い楕円形であることが多いのです。
手に厚みはないのですが、どこかやわらかい印象を与える手です。ろうそくの炎のような手といわれています。

以前にご紹介した手型の分類では「円錐形の手」にもっとも近く、指関節が目立たなくて丸みのある「尖頭型の手」もあてはまるといえます。

この火の手型を持つ人は、じっくり物事を深く考えるというより、直感で動いて行くタイプです。
想像力と感性に優れ、自分独自の感覚を大切にして生きていく人です。
組織の中で規則にしばられ、言動を制限されることを嫌う自由人です。人と一緒にいることは好きなのですが、団体での行動をずっと続けるのは苦手なのです。

また競争心はあるのですが、野心や名誉のためではなく、純粋にスポーツのように楽しみます。熱中すること夢中になれることを常に求めていて、とにかくどきどきわくわくすることが大好きなのです。

接客業、営業販売業、またどの分野にかかわらず自分の個性や才能を頼りにフリーで活動するのに向いています。自営業も合っています。

火の特性として、放射、炎上、温熱、発散、昇華 というキーワードがあります。

火の手型の人は、たとえ金銭面で恵まれていても、ひたすら義務や責任を果たすだけの生活は合いません。まさに燃え上がる炎のように、いまこの瞬間の喜びを追求するのがベストな生き方なのです。
自分自身のフィーリングを大切に趣味や嗜好が満たされている情緒豊かな生活を送るべきです。

火の手型の人の場合は特に「感情線」が優れていることが必須になります。

「感情線」とは、小指側の手の側面から出発し、人差し指の下に向かって伸びる線のことをいいます。

この線が弱々しくなく、また多少乱れているのは感情の豊かさを示すのでいいのですが、途中で切れずに、四角や十字や島の形がないもの、力強くかといって濃すぎず刻まれているのが優れた感情線です。

感情線は感情、広い意味での愛情、その人の社会との関わり方を表します。この線が中指の下にも届かないくらい短いか、または薄く弱々しい線だと冷たい性質で思いやりに欠け、人付き合いを打算で考えがちです。
反対に濃く手の平を縦断するほど長く伸びていると、支配欲が強く、また物欲や名誉欲も高まり、何事も自分の思い通りにしようとします。
適度な長さと濃さがある感情線があると、思いやりはあるけれど節度もあって人付き合いも自然とうまくゆくものです。

火の手型の人が優れた感情線を持っていると、自分の感性で個性的な生き方をしていても、人間関係に恵まれ、より豊かな人生を送れるでしょう。

感情線に斑点、島、切れ目、波状の乱れがあると心臓機能の障害を示す場合があります。
五行説における火は、体の部位でいえば「心臓、血液循環」に該当します。

先月お届けしました「木行の手」には頭脳線が優れていることが必須だと述べましたが、五行説における木は「頭、脳、神経」に該当します。
頭脳線に斑点、島、切れ目、波状の乱れがあると頭脳の障害を示す場合があります。

また火の手型の人は「太陽線」があるとより良いでしょう。

「太陽線」とは、薬指の付け根に向かって伸びる線です。これは力強い線であることが重要です。太陽線は成功、名声、繁栄を表します。まさに太陽のような輝きを象徴する線です。
火行の手型の人にこの線があると、自分の才能やセンスが世の中に認められてお金にも恵まれてまさに火にふさわしい華やかな成功を収めることができるでしょう。

細くて何本もの短い太陽線があると、見栄っ張りで散財傾向となります。努力を嫌い、一攫千金を狙って品性を下げることになります。

人間関係は、世代や生活環境はちがっても、共通の趣味や話題がたくさんある仲間との幅広い交流が幸せにつながります。


最後まで「今月の占い」をお読みくださってありがとうございます。

来月はこの続き「土の手型」をお届けする予定です。

この占いを担当されている先生

緑先生