緑先生の11月の占い

[金の手型」

毎月手相についてお届けしている「今月の占い」です。

手相というのは単に手の平の線を読むのではなく、手の形、指、爪、指の付け根のふくらみなども合わせて総合的に読むものです。

手の平の線の研究を「掌線学」手の形、指、爪、指の付け根のふくらみの研究を「手型学」といい、それぞれ独立した分野として発達しました。
しかし近代手相学ではこれらを統合してより質の高い鑑定ができるようになりました。

以前に手の形を7つの型に分類するポピュラーな手型学をご紹介しました。

今回はちょっとめずらしい「五行説」を基にした手の形を5つに分類する手型学をご紹介しています。

その前に、初めて読む方のために「五行説」について説明します。

五行説とは、木火土金水の5つの元素によって、自然界から人間界に起こるすべての現象を説明することができると考えた論理哲学のことです。四季の変化や植物の変化の観察などから象徴化されました。

春は木が繁茂し、夏は火が炎熱の勢い、秋は暑熱が衰えて金が凝縮し、冬は凝縮した水が静止するという循環を繰り返します。
土壌中の種子が発芽することから、土は大きな変化を促すとして、木(春)火(夏)金(秋)水(冬)の間に置かれました。それが土用です。鰻を食べるのは土用の丑の日という言葉を聞いたことがあると思います。
5つの要素が絶えず動いていることから、5つの要素の行動、五行と謂われたのです。

この五行説は後に中国の思想家によって陰陽論と結びつけられました。「陰陽論」とは自然界には陰と陽の気があり、この相反する気が調和することで自然界は一定の秩序を保っているという論理哲学のことです。
「陰陽五行説」は東洋医薬学、四柱推命の基礎となっています。

前置きが長くなってしまいました。

先月までに5つの手型のうち「木の手型」と「火の手型」と「土の手型」についてお届けしました。

今月は「金の手型」です。

「金の手型」

金の手型の特徴は、手指全体は四角張っていても、指関節は目立たず、無機質でかつソフトな印象があります。 凹凸のあまりない手、金属板のように平たい手といわれています。

以前にご紹介した7つの手型の分類ではあてはまらない手型です。
あえて言うのなら「方形の手・実際型の手」に「円錐形の手・芸術家野手」が混じっているような形でしょうか。

「木の手型」や「火の手型」は女性に多く、「土の手型」は男性に多い手型ですが、この「金の手型」は男性にも女性にも見られます。

この金の手型を持つ人は、規則正しく健康的な生活を送り、職務に忠実で、良識があります。礼儀正しく、几帳面で、何かにのめり込むことは少なく、またどういった場でも悪ふざけをすることはありません。ですから周囲からの信用は高いでしょう。

無駄を嫌い、効率の悪いことを避け、何事にもバランスを取ることを大事にします。
趣味や娯楽に熱中する人が少なく、人付き合いも狭くなる傾向です。
効率を重要視する結果として安定堅実な人生を送りますし、また物欲が少なく、無駄遣いをしないので、年を取るにつれ小銭が貯まっていくタイプです。

面白みのない人のようですが、しかしいったん使命感を持つと、無欲な人なので、見返りを求めることなく、世のため人のために尽くします。

使命感を持たない場合は、広い分野での一般企業、公務員、いわゆるお堅い仕事に就いている人が多いです。使命感を持つ場合は人道的奉仕的な仕事に就くと生きがいを感じられます。

金の特性として、収斂、鋭利、剛強というキーワードがあります。

金の手型の人は、自分の置かれた環境での役割や義務を忠実に果たし、欲望を満たすことや娯楽を深追いすることなく、健全な生活を送ることがベストです。
社会人として精神的にも経済的にも自立し、善良でかつ有能な一市民として、周囲の人の良いお手本になるような人物になることを目指すべきです。
金の手型の人の場合は特に「頭脳線」が優れていることが必須になります。

「頭脳線」とは、人差し指と親指の間から始まり、手の平を横切って伸びる線のことをいいます。

この線が弱々しくなく、乱れもなく、途中で切れてもいず、また四角や十字や島の形がなくて、力強く一線刻まれているのが優れた頭脳線です。この頭脳線はどれだけ濃くても良い線です。

頭脳線は知能、精神力、意志力を表します。この線が弱々しいと無気力、優柔不断、注意力散漫、自堕落、非現実的な夢を見ることになります。どの手型の人にもいえることですが、頭脳線が弱々しくて、社会的な成功を得る、安定して充実した人間関係を築くことは困難です。

金の手の型の人で、優れた頭脳線を持っていると、さらにバランス感覚に優れますから、有能な人物としてあらゆる場で活躍できるでしょう。またコミュニケーション能力も発達しますので、人付き合いが狭くなるといったこともなくなります。

また金の手型の人は「金星帯」が優れているとより良いでしょう。

「金星帯」はイマジネーション能力が発達している場合に出る相です。また共感能力も高まります。

金星帯は切れ切れになっているのが多く、乱れているのも多く見られます。
あまりに濃すぎて、三大線(生命線・頭脳線・感情線)と同じくらいの濃さになりますと、想像力過多で妄想癖がある傾向となりますが、多少の乱れや濃さはあっても良いのです。

ちなみに金星帯があると過敏体質である場合が多いです。近年さまざまなアレルギーを持つ人が増えてきました。金星帯がある人も増えています。五行説における金は、体の部位でいえば「肺、大腸」に該当します。腸は免疫に深い関係があります。

金の手型の人に金星帯があると、娯楽に熱中したり、趣味に凝ったりもします。精神世界や文化芸術にも興味が湧きます。つまり金の手型の人の生活に潤いを与えるのです。

金の手型の人は、人間関係においては、職場の人間関係を良好にするように努力すべきです。
また結婚生活はお互いにあまり干渉しないあっさりした関係で満足してくれる人をパートナーに選ぶほうが幸せにつながります。


最後まで「今月の占い」をお読みくださってありがとうございます。

来月は「水の手型」をお届けする予定です。

この占いを担当されている先生

緑先生